アテンションとブランドのメディア成果との間に直接的な相関関係があること、高いアテンションがローワーファネルの指標に与える影響、そしてアテンションがビューアビリティよりもはるかに強力な予測因子であることが明らかになりました。
その結果、無駄を最小限に抑えながらメディア費用の効果を高めるために、新たなKPIとしてアテンションに焦点を移す重要性が浮き彫りになりました。
グローバルメディアプラットフォームであるTeads とアテンションリサーチ企業であるLumenはグローバルメタ分析「アテンションとメディア成果の繋がりを紐解く:Unveiling the Connection: Attention & Outcomes」の調査結果を発表いたしました。本レポートは、サードパーティのアテンション測定とブランドリフト指標を組み合わせた大規模な調査*です。この調査は、メディア投資の無駄を最小限に抑えつつ、メディア成果を最大限に引き出すための手段として、アテンション測定の推進を目指しています。昨年から、TeadsとLumenはアテンションリサーチを拡大し、アテンションベースの測定を採用しようとする広告主に対して、一貫した精度の高いデータを提供するために協力してきました。Lumen Attention Measurement Platform (LAMP)およびダイナータ(Dynata)による測定と同時に、本分析により、2つの独立したサードパーティ測定プロバイダーによる透明性の高いブランディングの測定指標が明らかになりました。
つながりを解き明かす本調査により、3つの重要なポイントが明らかとなり、アテンションとメディア成果の間に明確且つ直接的な相関関係があることが証明されました。1つ目のポイントは、エンゲージメント時間が長くなるほど影響が増し、高いアテンションを獲得することが、滞留時間の長いミッドファネルやローワーファネルを含むファネル全体にわたって効果の向上に寄与することが示されました。
Teadsのグローバルリサーチ&インサイト部門SVPのCaroline Hugonenc(キャロリン・ユゴネン)は、次のように述べています。「Lumenとのメタ分析は、彼らの多様なメディア成果のKPIの検証を開始する重要な節目となります。この最新の事例は、アテンションがビューアビリティと比較して、メディア効果のための成果をもたらす強力な要因であることを示しています。」
2つ目のポイントは、アテンションが購入検討と購買意欲に大きく影響を与え、購入検討には9秒以上のアテンションが必要であり、購買意欲には8秒以上のアテンションが必要であることが明らかとなりました。またオンラインによる広告想起は、ローワーファネルでの消費者の購入検討や購買意欲を予測するために重要な要因であり、ローワーファネルへのシフトを促進する基盤としてアッパーファネルの重要性を強調しています。
Starcomのインベストメント・ディレクターのBen Flux(ベン・フラックス)氏は次のように述べています。「アテンション測定の初期段階では、クライアントは、キャンペーンがどれだけのアテンションを集めたかという総インプレッション数に驚かれることがありますが、実際にそれが何を意味するのかはほとんど説明されていなかったため、アテンションを具体的に活用する方法に焦点を当てる必要がありました。より戦略的なアプローチを開発するためには、メディア成果を促すために必要なアテンションレベルを理解することが鍵となります。この調査では、アテンションの実際的な活用方法を提供し、より戦略的かつ論理的なアクティベーションのアプローチを可能にします。」
LumenのCEOのMike Follett(マイク・フォレット)氏は次のように述べています。「これは、アテンションを基にした広告のベストプラクティスを確立するのに役立つ画期的な調査であり、コンテキスト、クリエイティブ、広告に費やされた時間がエンゲージメントとコンバージョンと直接関連していることを示しています。Teadsとの最新のレポートによって、視聴時間がアテンションデータの中でメディア成果を獲得する際に最も重要な指標の一つであることが証明されましたが、同時にアテンションは複雑なトピックであり、洗練されたモデリングとメディアプランニングがブランドの成長を促進するために不可欠であることが明確になりました。」
3つ目のポイントとして、このレポートではアテンションが、メディア成果をもたらすビューアビリティよりも優れた予測因子であることを証明し、これまでの調査と同様に、アテンションメトリクスの包括的な価値を強調しています。アテンションは、オンライン広告視聴による想起や、自発的なブランド認知などのローワーファネル指標において、大きな影響をもたらす可能性が高いことが示されており、どちらのシナリオでもアテンションはビューアビリティを上回ることがわかっています。
TeadsとLumenによる「Unveiling the Connection ブランドリフトメタ分析」は、14の広告主が関与する16のキャンペーンから選ばれたサンプルで構成されています。調査は北米、アジア太平洋地区、ヨーロッパで実施され、グローバル消費財、小売、金融サービス、旅行、チャリティ、ファッション、エレクトロニクスなどのカテゴリーにわたるさまざまなブランドを網羅しています。
* この調査では、北米、アジア太平洋地区、ヨーロッパの14の広告主が参画した16のキャンペーン、グローバル消費財、小売、金融サービス、旅行、チャリティ、ファッション、エレクトロニクスなどのカテゴリーにわたるさまざまなブランドのデータ統合調査しています。
Teadsについて
Teadsは、30か国50拠点のオフィス、1,200人のスタッフを有するグローバルカンパニーです。世界のトップパブリッシャーの良質な記事・コンテンツ内にinReadというプログラマティック・デジタル広告を提供する、最先端のクラウドベースのエンドツーエンドなクッキーレスプラットフォームを運営しています。このTeadsのプラットフォームでは、ブランドセーフで安心安全な広告環境のもと、ビューアブルでインタラクティブな広告クリエイティブを配信することが可能です。
月間のグローバルリーチは20億人に達し、日本国内においては、300を超えるプレミアムメディアとパートナーシップを組み、月間約120億インプレッション規模のネットワークを構築しています。広告主・代理店向けに、グローバルパートナーシップで直接契約をするプレミアムパブリッシャーのデスクトップ・モバイルインベントリーの記事中の広告枠をシングルアクセスで購入可能な場(セルフサービング・広告プラットフォーム(Teads Ad Manager)を提供しています。
パブリッシャー向けに、クリエイティブ制作ツール Teads Studio 機能を備えた自社広告制作及び配信プラットフォームTeads For Publishers(TFP)を、日本を含むグローバルで大きく展開しています。
URL:https://www.teads.com/ja/ FB:facebook.com/teadsjapan
Lumenについて
Lumenは、世界でトップクラスのアテンション技術企業であり、アメリカとイギリスに大規模なアテンションパネルを持ち、他の多くの世界市場にも一時的なパネルを展開しています。Lumenのアイトラッキング技術は、ユーザーのスマートフォンやデスクトップコンピュータのウェブカメラを高品質のアイトラッキングカメラに変換し、ユーザーが実際に見ているものだけでなく、何を見ているかも捉えます。Lumenのアイトラッキングパネルは、国内的に代表的であり、完全にGDPRに準拠しています。